男性がただスポーツをするのと違い、
女性の場合「女性は弱い」
「家庭に入って育児や家事をしとけばいい」などという、
偏見や差別とも闘いながらスポーツに取り組み、
多くの人々に勇気や感動を与えてきたことを
この本を読むまであまり意識していませんでした。
NHKの大河ドラマでも出てくる
人見絹江さんや前畑秀子さんのことも少し紹介されていて、
「ああ、知っている」と嬉しくなりましたが
この本に出てくる女性をほとんど知りませんでした。
どの人の人生もドラマティックで、特に、
20年にわたり男装してポロというスポーツをした
スー・サリー・ヘイルの生き方は衝撃的でした。
また、英仏海峡を最初に泳ぎ切ったガートルード・エダールの
「私にできるわけがないと誰かに言われた時こそ、
私がそれをやるときです」という言葉にはしびれました。
この女性たちのおかげで、私たちもスポーツを楽しみ、
スポーツ観戦から勇気や希望をもらえることに感謝し、
ますますの女性の活躍への発展や進化を願っています。