「おかあさーん、来週遠足だからお弁当作ってね。行き先は『月』だよ!」
いつか、そんな未来がやってくるでしょうか。
この作品の中のこどもたちは、平然と宇宙服を着こなし、公園のアスレチックで遊ぶように月面の谷を飛び越え、はぐれて迷子になってもなんのその。
月での遠足の様子が、さも当たり前の日常のように描かれていたので、空想物語というより、いつか叶うかもしれない未来のお話のように感じ、物語に入り込むことができました。
主人公が出会った宇宙人(月の住人?)はとてもユニークで、とにかく言葉(月語?)が可愛らしい!
娘も気に入り、「ピューイ、ヒューイの本だね!」と、本のタイトルではなく月語で覚えてしまいました(笑)
月の世界の独特な雰囲気や、月から見た地球の美しい姿など、絵もとても素敵です。