この本を読んで、なにか強いものを感じました。
それは、作者の「伝えようとする意思」なのかもしれません。
「いじめ」というのは、当事者にとって、どんなにつらいものなのか。そして家族にとっても・・・
本の中で、何年もの時が過ぎていきます。
でも、この「わたし」の家族だけは、まるで、時が止まったように感じられます。重たい時間の中で、どんな生活をしていたか、考えるだけでも、胸が苦しくなります。
誰もが、みんな弱い面を持っていて、「自分」を正当化するために、他社を集団で否定したりします。
でも、「みんな弱いから」では、言い訳になりません。
いじめの残酷さを、心に刻みこみ、実際の生活で、相手の気持ちを創造しながら、他社と接することが出来ればいいですね。
たくさんの、子供たちに読んでほしい絵本です。
大人にも、とっても良い本だと思いました。
1年生の息子には、少し早いかもしれませんが、機会を見て読んであげたい絵本です。