きっと表紙のかわいらしさに惹かれて、子どもが選んできた本です。
「論語」なんてわかるかしら??というのが最初の感想でしたが、子どもたちにとっては、漢文の意味がわからなくても、論語が何かを知らなくても大丈夫なんですね。左側のページに、子どもにもわかりやすい言葉で、解説がされていて、「うん、うん」と「人生において大切なこと」に耳を傾けていました。大きくなってもう一度「論語」を読んだとき、「あれはこのことだったんだ!」と思い出して欲しいです。
作者があとがきで書いているように、「腰を立てて背筋をのばして」論語を音読すると、人生においても正しい姿勢で臨みたい、心に優しさと強さをもって生きていきたい、と感じてくるから不思議です。
子どもたちが成長して、困難に出会ったり、迷ったりしたとき、正しい道を選ぶ力にしてほしいと思いました。