この本、なぜか文章が横書きです。
どうしてかしら?
挿絵のせいかもしれませんが
縦書き絵本に慣れてるとちょっと違和感ありますね。
全体がモノクロで
文字が空色
とってもいい感じの色バランスです。
ちょっと寒そうだけど、そこがまた「冬」って感じでステキ。
四郎とかん子は雪の照り返しの中のシルエットになっていて
服装も顔もよくわかりません。
物語の後半になると、アップのシーンが多少出てきますが
それでもぼんやりした感じ。
そこがまたいい感じですね。
逆にきつねは…
好みがわかれそうです。
かわいいけどぬいぐるみっぽいメルヘンなきつねで
個人的には好みからズレているので、ちょっと残念でした★
雪とか冬とか寒さなど
空気感の表現力が素晴らしい作品ですので
その部分を中心にご堪能いただくのがいいのではないかしらと思います。