『はれときどきぶた』の初版が出版された当時、小学生だった私は強烈なインパクトと面白さに一気に引き込まれた童話でした。
登場人物や、『あしたの日記』に書かれた内容は、大人になってもずっと覚えている、私の中では宝物のような大好きな一冊です。
あの当時、子どもだった私は…ドーナツを食べすぎて、お腹がドーナツみたいになったらどうしよう??…と本気で心配した事もありました。
何色の色えんぴつなら美味しいのかな??と友達と舐めて比べてみたりしました。一番よく使う、赤やピンク色が美味しい気がするね♪ なんて結論を出したりして…アホな子どもやったな〜と思えますが、そんな出来事がとても懐かしい思い出です。
それから数十年が経過して…自分の子どもが小学生になったら、いつか必ず読ませてあげたいと思っていました。ふと思い出して探してみると、未だに増刷され続けているようで、嬉しくて、即購入しました。
『10円安』よりも少し小さい学年ではありますが『日記』を書き始めた子ども…。試しに、読み聞かせてみると、ずっと笑いっぱなしで『えぇ〜!!』とビックリの連続でした。
低学年に読み聞かせるには少し長いのですが、次の展開が気になるようで『今日はここまで…』と止める事ができませんね。
主人公の男の子と同じ3年生頃なら頑張って自分で読めるでしょうし、高学年になれば、理解力が増してさらに面白いと思います。
何か楽しい事を探す、好奇心を持ち、育てる事を教えてくれるお話だと思います。