大切なものや、何かしらの感情がこもったものを、10年だけ預かってくれる魔法のお店の話です。
子どもにとっての10年というのが、ちょうどいい長さなのかもしれません。
自分がどうなっているか、全く想像ができないはるか遠くの未来であると同時に、「どんなふうになっていたいか」を想像したいと思えるくらいの遠さ。
これが、大人や中年にとっての10年となると全くその時間的な意味が違ってきてしまう。
自分や環境が良い風にも悪い風にも変化していく時間の流れについて、ちょっと希望がもてるお話。
読書習慣がつきにくい子供たちには、文字が多すぎると感じるのか、貸出回数が伸びない本でした。
良い本なので、色々と工夫してもっと読まれる本にしていきたいと思わされます。