『さんびきのやぎのがらがらどん』と同じ話ですが、詳細が少しだけ異なっています。もちろん絵も違います。
『さんびきのやぎのがらがらどん』があまりにも名訳で、絵も迫力があって印象的なので、どうしてもそれと比べてしまうと厳しい評価になってしまいます。具体的には、やぎの心境が説明されていて、『さんびきのやぎのがらがらどん』とはまた違った印象を受けるのですが、どうもそれがくどく感じてしまいます。
一方で、三匹が兄弟であることや、それぞれ、ひっこみがつかなくなって橋を渡ることになったことが描かれており、新鮮で、興味深く読みもしました。
息子は、「がらがらどん」と同じだと言ってすぐに飽きてしまい、最後まで聞けませんでした。違いを比べられるようになったら、また別の反応をするでしょうが、そこまでいくにはまだまだありそうです。