いちごの絵本の紹介です。
タイトルは、ずばり『いちご』。
荒井真紀さんの作で、絵も荒井さんが描いています。
でも、何故この時期いちごの絵本なの?
いちごは春ですよね、どうみても。
そうなんですが、この絵本では、いちごを育てていく過程が描かれています。
いちごは苗で植えます。
家庭菜園でも人気で、私が利用している菜園でも
いちごを栽培するお家が結構あります。
ちなみに、私は今年いちごではなくそら豆を栽培していますが。
この絵本にも書いていますが、
いちごの苗は秋に植えます。
つまり、いちごは冬越し野菜の代表です。
ところで、いちごは甘くておいしくて
果物みたいですが
野菜の仲間です。
しかも、いちごはバラ科です。
あの赤い色がきれいなのもの、うなづけます。
荒井さんは苗の植え付けから、
いちごの苗が冬どのようにして越すのか、
そして花が咲いて、
その花はどんなふうにできているのかを
細かい絵でわかりやすく描いています。
この花の様子が、
実はいちごのあのぶつぶつの正体のヒントになるので、
しっかりと読むといいでしょう。
もちろん、絵本のおしまいは
赤くかわいいいちごと
いちごでできたおいしいお菓子のご紹介。
いちごを描いたこの絵本、
読むなら春でなく、秋から冬ですよ、絶対。