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いちご」 夏の雨さんの声

いちご 作:荒井 真紀
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2020年02月19日
ISBN:9784097250524
評価スコア 4.8
評価ランキング 390
みんなの声 総数 9
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    いちごの絵本の紹介です。
     タイトルは、ずばり『いちご』。
     荒井真紀さんの作で、絵も荒井さんが描いています。
     でも、何故この時期いちごの絵本なの?
     いちごは春ですよね、どうみても。
     そうなんですが、この絵本では、いちごを育てていく過程が描かれています。

     いちごは苗で植えます。
     家庭菜園でも人気で、私が利用している菜園でも
     いちごを栽培するお家が結構あります。
     ちなみに、私は今年いちごではなくそら豆を栽培していますが。
     この絵本にも書いていますが、
     いちごの苗は秋に植えます。
     つまり、いちごは冬越し野菜の代表です。

     ところで、いちごは甘くておいしくて
     果物みたいですが
     野菜の仲間です。
     しかも、いちごはバラ科です。
     あの赤い色がきれいなのもの、うなづけます。

     荒井さんは苗の植え付けから、
     いちごの苗が冬どのようにして越すのか、
     そして花が咲いて、
     その花はどんなふうにできているのかを
     細かい絵でわかりやすく描いています。
     この花の様子が、
     実はいちごのあのぶつぶつの正体のヒントになるので、
     しっかりと読むといいでしょう。

     もちろん、絵本のおしまいは
     赤くかわいいいちごと
     いちごでできたおいしいお菓子のご紹介。

     いちごを描いたこの絵本、
     読むなら春でなく、秋から冬ですよ、絶対。

    投稿日:2022/11/20

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