表紙の2匹のパンダの後ろ姿が可愛くて、思わず手に取りました。
アメリカの作家さんらしい挿絵に、出てくる登場人物もアメリカっぽい名前ばかり。なのに、五七五の俳句がたくさん出てきます。それが、ミスマッチの妙というか、とてもいい雰囲気を醸し出しています。
あとがきを読んで納得。外国人が面白がって、英語なんかで俳句をひねるのが流行っているんだそう。訳者さんの粋な翻訳、素敵です。
また、国語の先生だったホイテカーさんの「言葉の根を知れば、自然に書けるようになる」というセリフが、とても心に残りました。
「パンダのシズカくん」という前作もあるらしいので、ぜひ読んでみたいと思いました。