中学生の姪が、京都に修学旅行に行くことに。
姪は、どうも神社仏閣の堅ーいイメージしか持てない様子。
そこで、何か明るい楽しいイメージが出来ればいいなぁと思って購入しました。
ポヤップとリーナは、「きょうといき」と書かれたトランクを発見。
持ち主を探すことになり、お話が始まります。
キラキラした可愛い鳳凰が出て来たり、大黒様が出て来たり。
みんな自分のトランクではないと答えます。一体誰のものなのでしょうか…
金閣寺、銀閣寺、伏見稲荷、祇園の町家、清水寺、嵐山の竹林などが、
明るい色彩で、めいっぱいカラフルに描かれています。
錦市場は折り込みで4ページ分のワイドな迫力!
表紙から、ガイドブックっぽい、シンプルなものかと思っていたのですが、
予想を遥かに上回る素敵さでした。
colobockleさんの絵といえば、「ああ!」とイメージ出来る方多いと思います。
絵だけでも充分楽しめるのですが、ファンタジックなストーリー展開も。
私はこの絵本を、寒い寒い日に読みましたが、桜満開の春待ち気分になれました。
寒い寒い京都の冬におすすめの、美しい絵本です。