生まれて始めて町へでかけた村のおじさんが、そこで生まれて始めて見た傘を買って帰るお話です。ところがこの傘が何度買ってきても盗まれてしまい、おじさんはついに自分で捜索して傘を取り返します。
ドキドキの展開も、最後のさわやかな終わり方も良かったですが、何と言っても独特の絵が気に入りました。色鮮やかで、でもどぎつさや奇抜さはなく、描かれている人々がとても活き活きとしています。
息子は、どの人も同じに見えるのか、「キリ・ママおじさんはどこ?」と毎ページ一生懸命探していました。内容は少し難しかったようですが。もう少し大きくなったらもっと楽しめる絵本だと思います。