2008年度読書感想文コンクール小学校低学年の部課題図書。
未熟児の母となった出版社設立者が、担当の医師と共著、
友人のディック・ブルーナ氏が絵を担当しています。
未熟児について子ども達に知ってほしいという願いから、
おはなしはロッテちゃんとタイスくんに未熟児の妹イサベルが生まれる設定となっています。
妹が生まれた喜びと同時に、保育器の中にいるイサベルのことが、
二人には理解できません。
そんな二人に噛み砕くように、易しい説明が続きます。
ブルーナ氏のシンプルな線画に、優しいまなざしを感じます。
途中には実際の保育器の写真もあります。
また、巻末には詳しい解説もありますので、親子で、じっくりと読んでほしいと思います。
そして、生まれた時に降り注がれたたくさんの愛を感じ取ってほしいですね。