クリスマス絵本に見えない地味なグレーの背景に、色鉛筆のシンプルな線。
この絵本は私の一番好きな絵本。
どうして惹かれるのだろう・・・
小1のときに担任の先生から読んでもらったことだけ覚えていて、20歳のときにアルバイト代で買った絵本。
なのに・・・
子うさぎのましろがもらったおいしそうなケーキのクリームや、サンドイッチの味が、ちゃんと味わえているんです。
輝く木を探し、おもちゃをとるのを手伝っている、登場人物の一員になっている自分を感じたり・・・
大人になって、ましろの小さな心の葛藤を微笑ましく、ギュッとしてあげたくなったり。忘れかけている大切なことも、教えてくれる絵本。
子どもにも早くから読んでいました。