どちらかと言うとシンプルな感じの絵の絵本ですが、このシンプルさがこの絵本をもっと面白くしてくれている気がします。パパぺんぎんの何となくぼーっとして頼りない感じも見どころなのですが、ママぺんぎんに任されたたまごちゃん達の行方がとにかく気になってしまって仕方が無くなってしまう、そんな1冊でした。
ついつい子供と一緒になって、パパぺんぎんに、「目を離しちゃだめだよ〜。」「え〜、どこに行っちゃったの?」「え〜、それは違うよ〜」「そんなの間違えちゃダメでしょ〜」「あっちも見てよ〜」「あそこにいるよ〜」等うちの子供も必死でパパぺんぎんや、ママぺんぎんに叫んでいました。私もついつい声を出したくなってしまう程、まるで自分の事のようにたまごちゃん達を探したり、見付けて欲しかったりして、結構子供と読むと盛り上がりました。
最後の方のページでは、そんなのって有り〜???って思ってしまう、そんなおちでしたが、このママぺんぎんとこのパパぺんぎんだからこそ有り得るおち???なのかなって思ってしまいました。
ドキドキハラハラ楽しいぺんぎんさんのお話でした。子供と一緒に盛り上がれる楽しい1冊なのでお勧めです。