なんてみずみずしく、おいしそうないちごでしょう。甘い香りがただよってくるようです。
冬から春にかけていちごが育っていく様子を、いちごとの対話で描いているのがユニーク。
「はい、おまちどおさま。さあ どうぞ」といちごにささやかれると、思わず手が伸びてしまいます。
息子もわたしも、指でつまんでぱくぱく。想像上で食べるいちごは、いままで食べたものよりもず〜っと甘くておいしいみたい。息子は何度も「いただきます」と頭をさげます。
いちごというくだものがより身近に、より親しみやすく、そしてよりおいしくなる絵本です。