ぼくがラーメンたべてるとき、となりでミケがあくびした。
となりでミケがあくびしたとき・・・
隣のうちから隣町、隣の国・・・とどんどん世界が広がって。
明るい感じが広がるのかと思わせながら、実は読んでて私の顔がだんだん曇ってしまいました。
表紙の、長谷川さんの絵と題名で、てっきり明るいオモシロ絵本かと思って読み始めたので、展開がこうなるとは思わず。
年長の子には早すぎた。ただのつながり話で終わってしまいました。
後からみなさんのレビューを見たら、小学校高学年???
なるほど、そうですよね。
昔、学生時代にヨーロッパを旅した時に、目の前で不法入国者の家族が捕まった時に、「こういう家族がいるんだ・・・」と切ない気持になったけど、何も出来ない自分は目をそらすしかなかった事を思い出しました。
「風がふいている」 その風は、きっと私たちに何か感じさせようとしている。でも風が吹いている事に気がつかなければ、何も感じない。
読み終えて、子供に説明してまでこの絵本について語る必要はないような気もしました。
子供が、世界に目を向け始めるころ、また読んで欲しいな。