しんやとこうじの兄弟が公園近くにそびえ立つマンションで
経験した不思議な出来事のお話し。
はじめはどうしておじいちゃんおばあちゃんちのお庭のお花の世話をしなくちゃ行けないのか?
妙な感じで読み進めてた子どもたちですが、だんだんと
2人がすでにこの世には居ないんだ!もう死んじゃったんだ!
って気づき、死の世界には簡単には踏み込んでいけないこと、
そして命を粗末にすると薄暗い世界に行かないといけないこと。
その事も優しく説明してくれます。
大切な人の死についても向き合うことが出来るし、死ぬこと、命を粗末にすることの愚かさを
静かな雰囲気の元に感じることが出来ます。
おじいちゃんおばあちゃんと過ごした日々と、会いたい気持が
読むものをジ〜ンとさせる、素敵なお話しでした。