似たようなはなしをストーリーテリングで聞きました。
ねずみの横暴さが大げさに書かれていてとてもおもしろいです。
でも、昔は大げさではなく本当に大変だったのでしょうか。
ねこがねずみを退治してくれるだけで、幸運が舞い込むところが心を引き付けられます。
弱い者がねこのような小さな動物によって、大きなしあわせを得ることができるところが、
生きる力をもらえるように思えます。
まじめに辛いことも投げ出さずにがんばることで、いつかは報われるのだと感じました。
昔話は、子どもたちに考える力や道徳心を自然と与えてくれます。
いいおはなしと出会って、心を豊かにしてもらいたいです。
絵も文章もすっきりとしてとても読みやすいです。
表紙の絵がカラフルではないので、子どもが自分ではなかなか手に取らない絵本だと思います。
ぜひ、子どもたちに薦めたい絵本です。