思わず「うっそ〜」と言いたくなるような、アフリカの動物たちの
お話しが5つ入った、小学校低学年ぐらいの子にピッタリのおはなしです。
「うっそ〜」と言っちゃうときに、
「ないしょだけど ほんとだよ」と締められるのが、たまりません。
私と娘が一番笑ったのが、「しっぽをなくしたシマウマのはなし」。
まず、シマウマがシッポをなくした…これで「うそや〜!」。
他の動物たちにシッポをしらないかと聞いてまわるのですが、
「かわりになにかつけとけば?」と言われてつけるのが、
木の枝。これはわかる。でもばさばさしてダメなんだって。
次につけたのがかばのしっぽ!?アハハ、これも「うそや〜!」。
シマウマが自分のしっぽを見つけた場面も「ありえへ〜ん!」と
大笑いでした。
でも、「ないしょだけど ほんとだよ」なのです。
温かくて、雰囲気のある文章を書く竹下文子さんが、こんなユーモラスな文章を
書いていたことにも、ビックリしました。