どうも肩透かしというか納得がいかない箇所がありました。子だくさんのぶたペティトーおばさんが、こぶちをよそにやったり、アレクサンダーとピグリンは市に行かせることにしました。市でどこかの農場に雇ってもらえればと思ったのです。
ピグリンとアレクサンダーは2枚の許可証を持っていたのですが、食事の時にアレクサンダーがピグリンにちょっかいを出したため、許可証はごちゃまぜになってしまいます。
そのせいで、2匹は離れ離れになってしまうのです。
私はこの先の展開をピグリンとアレクサンダーが出会ってハッピーエンドと踏んでいたのですが、途中ピグリンはパイパーソンの家に迷い込み、閉じ込められたおんな子ぶたのピグウィグに会うのです。
その後も話は続き、ハッピーエンドはハッピーエンドなのですが、警官に連れて行かれたアレクサンダーはどうなったの?という疑問が解消されず、消化不良な気持ちが残りました。
題名が「こぶたのピグリン・ブランドのおはなし」という話なので、ピグリンが中心なのはわかります。でも、兄弟がどうなったかはやっぱり知りたいです。ピグリン、自分だけ幸せならそれでいいの?と言いたくなりました。
長い話で引っ張った割には、あれ?これで終わりという読後感が残りました。