スコットランドの民話を元に作られたお話だそうです。
母親が死んでしまうかもしれない…っていう
子供にとっては1番の恐怖であろう場面からの始まりに
とても衝撃を受けました。
「命」というものは この世に生を享けた瞬間から
「死」というゴールに向かって走り出しているのです。
これは地球上の全ての生物に共通する
変えることの出来ない運命なのでしょうが
できれば死にたくないし
大切な人には いつまでも元気でいて欲しいと
誰でも思っているて゜しょう。
でも…
という この先を考えさせられる絵本です。
お話もわりと長いし 内容と併せて考えても
小学校高学年以上のお子さんが対象となるように感じます。
たくさんの「命」をいただいて
今の自分の命があったりすることや
いつか必ず訪れる「死」を意識するからこそ
今を大切に生きることができるのかもしれないということを
子供達に考えさせてくれるんじゃないかなと感じました。