見開きには、色とりどりに美しく、びっしりと名前が並んでいます。なんだろう?と不思議に思い、カバー裏に「この本は、世界じゅうの1800人もの子供たちの協力を得て作られました。」とあるのをみて、納得しました。
砂浜でバラバラに壊れている舟をみつけた、イゾベルとニコラス。二人は、舟を直し、大空へ飛び立ちます。そして、羽を撃たれた鳥を筆頭に、世界中で様々な危機に直面している子供達を乗せて進んでいきます。
インターネットが発明されて、交通手段が発達して、世界はどんどん小さくなっていると思います。同時に、世界の至る所で差別や貧困や戦争が起こっています。
これから、そういう世界を生きていく子供達と一緒に読んで、話して、考えて…今こそ沢山の子供達に紹介したい一冊だと思いました。