じつは、この絵本は、本屋さんでちらっと表紙を見て以来、
不思議とずっと気になっていた絵本でした。
きっと、黒の色調が基本となっているインパクトのある絵なので、
「怖いものみたさ」の感覚になっていたのかもしれません。
そして、それは息子にもぴったりあてはまりました!
初めて読む絵本は、めったに読んで欲しがらないんですが、
この絵本はご指名が!
そして、息を飲むようにのめり込んで読み聞かせを聞いていました。
前半部分は子供にとっては不気味な世界。
(武器がラッパ銃だったりコショウを吹きつけるものだったりするところは、私にとってはお茶目に思えたんですが。)
泥棒が襲った馬車に乗っていたティファニーちゃんに出会ってから、
泥棒たちは世界が変わります。
そしてそれはとてもステキな世界。
少し緊張していた心が、急に解きほぐされ、
次第に温かい気持ちへと変わっていきます。
このギャップがまたこの絵本の魅力のひとつなのかもしれないですね!