私が子どもだったころ毎週かかさず見ていた
「まんが日本むかしばなし」の趣そのものといった感じで
なんだか懐かしい気持ちになった絵本です。
(読んでいる時 ずっと番組のBGMが頭の中で流れる感じです 笑。)
「舌きりすずめ」や「花さかじいさん」などを連想させられる
勧善懲悪型の昔話で 読後感はとてもスッキリ☆。
優しいおばあさんの真似をしようと 欲深で意地悪なおばあさんが
すずめの腰を折る場面はちょっと残酷な感じがしますが
ここの場面がしっかり書かれているからこそ
このお話の展開に納得できるのでしょうね。
瀬田貞二さんの淡々とした語り口調の文章と
瀬川康男さんのほんわかないい感じの絵が絶妙ですよ〜。