とっても楽しい、海を舞台にした冒険物語です。
ぐりとぐらが瓶に入った手紙をみつけるところから、子どもはもうお話に引き込まれ、ワクワクドキドキです。
宝の地図、ではないけれど地図を見ながらぐりとぐらは出かけます。
そして、手紙の送り主の「うみぼうず」に出会うのです。
うみぼうずといったら、タコのような妖怪のようなぬるっとした姿を大人は想像してしまうのですが、この絵本は違います。
とにかく大きい、でも全然怖くない、楽しい大男(おにいさん!?)です。
そういう「いい意味で大人のイメージを打ち破ってくれる」ところ、「ぐりとぐらのおきゃくさま」にも通じますが素敵だなと思います。
ぐりとぐらは、うみぼうずのお願いを聞いたお礼に、泳ぎを教えてもらいます。
5歳の姉ちゃん、「くじらおよぎ」はさすがに「これ無理〜!」と笑っていましたが、ぐりとぐらは完全にマスター。
それができてしまうのが絵本の楽しさですね。
ストーリー展開の楽しさはぐりとぐらシリーズの中でも最高!
家にはないけれど夏になると図書館で借りてくる、おすすめの1冊です。