古代エジプト人はなぜミイラを作ったのか。
ミイラはどうやって作るのか。
なぜ腐らないのか。
葬儀はどうするのか。
ピラミッドや墓はどうなっているのか。
なぜあんなに大きいのか。
などなど、ミイラに関するあれやこれやがほぼこの1冊でわかります。
ミイラを作る際、
鼻の穴から脳味噌を引っ張り出している挿絵はさすがに衝撃的ですが、シンプルな線画のために生々しさはなく、怖くはありません。
個人的には、ミイラにかぶせてあるお面は何なのだろうと思っていましたが、
ミイラが破損した際、魂が自分の体がどれだかわからなくならないように、顔を描いてかぶせたとのこと。納得です。
短く簡潔な文章で、かつ、わかりやすい語彙のみを使い、
ここまでの内容を小学校低学年にも理解できるよう説明しています。
これはお見事です。
ミイラに興味をもったらまずはこの本です。
すばらしい本に出会えました。