ミレット先生のクラスでは、毎年クラス全員でお芝居をします。
タイトルは、「おいしく たべて げんきな からだを つくろう」です。
15人全員に一つの役があるのですが、今年のクラスは16人。
だから、一つの役だけ、二人で演じなければなりません。
その役とは、バナナです。
主人公の女の子は、それに当たってしまいました。
一人で演じたいと駄々をこねていた女の子が、もう一人のバナナ役の子の本音に気付きます。
驚いた女の子はその子を励ますのですが、最後に素敵なアイデアを思いつきます。
これを通して女の子は、自分とは違う考えがあるということに気付き、分け合うことの大切さに気付きます。
そして女の子は、一人よがりな考えを捨てました。
少し大きくなった子どもさんに良さそうですし、大人にも読んでもらいたいような絵本です。
読んでいる途中でハッと気づいて、反省をしそうな絵本です。