ちいさなねずみの歯医者さん、いろんな動物のおくちの中に入ってせっせと治療、これはよく見えるししっかり治してくれそうね…なんてのんきに思っていたのだけど、食いしん坊のキツネの患者さんの登場でそんな気分は吹き飛ぶのであった…。さあ、どうするチュー先生、と子供と同じようにハラハラしながらページをめくっている自分に気づきました。
ストーリーももちろんですが、このチュー先生、ねずみながらなかなかダンディなたたずまいなのですよ(表紙のポーズもステキですよ)。手足も長くてどんなポーズもさまになる!そんな絵の楽しみ方もできる1冊でした。ウイリアム・スタイグの描く動物はどんなものでも愛嬌があって、子供の目も捉えるみたい。
余談ですが、明日は数年ぶりの歯医者、思わずこの本を手にとって一人で読んでしまいました。こんな先生だといいのになあ。(ちなみにこの本大好きの4歳の息子は歯医者も大好き、うらやましい…!)