『JUST ME』が原題。
訳者のまさきるりこさんの新訳ということで、
旧訳と比較して読んでみました。
「ぼく」がいろいろな動物たちと出会い、それぞれのまねをする様子を描いてあります。
子どもらしい行動に思わず微笑んでしまいます。
でも、本人はいたって真剣です。
マリー・ホール・エッツさんの絵はモノクロでシンプルですが、
それだけに豊潤な世界が広がる気がします。
訳文に大きな改定はないですが、
考え抜かれた表現にブラッシュアップされた印象です。
「ぼくらしく」という表現の字体が変えられてあり、
印象的な存在感。
やはり肝のところ委だけに、ありがたい改定です。
絵の原版は一緒でしょうが、絵がクリアな印象です。