何千年もの間、世界中で活躍してきたブラウンストーン一族の冒険物語の第一弾。
北欧神話がベースにあって、たくさんの神々や、不思議な生き物、恐ろしい化け物たちが登場してきて、最初から最後までドキドキワクワクの連続でした。
巻末に詳しい解説が載っているので、全く北欧神話を知らなかった私でもとても楽しく読むことが出来ました。
中でもタイトルにもある「金色の綱」は「グレイプニール」といい、その材料に「ネコの足音」と「山のねっこ」があること、それらが使われたせいで今は存在しなくなったという話が興味深かったです。
そして、このとんでもない冒険をやってのけたのが、すごいことなんかしそうになかった男の子のアーサーというところがまたいいですね!
グラフィック・ノベル絵本ということで、まるでアニメーション映画のような美しさとコマ割りでとても読みやすく、2作目以降のお話も是非読んでみたくなりました。