谷川俊太郎さんの「あかちゃんから絵本」シリーズ。
独得の世界観を持つ樋勝朋巳さんとのコラボということで、
その化学反応に注目です。
「こっち」というのは、自分の世界、でしょうか。
主人公の男の子が心地よく過ごしているところへ、
「あっち」からやって来たともだち。
遊んでケンカして、また遊んで。
いろいろと試行錯誤しながら、「こっち」から「あっち」へ行く様子が、
子どもたちの成長の過程のようで興味深かったです。
水色とピンク色という、視覚的な対比も妙にリアル。
仲直りに、ともだちが持って来た「めずらしいおみやげ」が、
樋勝朋巳さんらしい造形です。