子供の絵本にしては珍しく悲しい結末です。
はらぺこのきつねは、はじめは太らせて食べてしまおうという考えからやせっぽちのひよこやあひる、うさぎをいえに呼びますが世話をしているうちに「やさしいおにいちゃん」「しんせつなきつね」「かみさまみたい」なんていわれてだんだんいい人になっていく。最後にはひよこたちを襲おうとしたおおかみと勇敢に戦い傷ついて死んでゆく。ショックと悲しさから自然と涙していた息子たちを見て”やさしい子に育ったね”と嬉しくなりました。いつも楽しいお話ばかりでなく、たまにはこういうお話も必要かなと思いました。