岡田淳さんの作品が好きです。
これは知らないシリーズだったけど、人気のある本だということで借りてきました。借りてきて、私のほうが先に読んでしまいました。
主人公のスキッパーは、ちょっとつかみどころのない少年。
表情もなく、笑わない。内気で人付き合いなんかとても出来ない、静かに本を読んで過ごすのが好き、といったぱっとしない少年です。
でも、不思議な実、「ぽわぽわ」のおかげで、最初は仕方なくではあったけれど、いろんな人と話をせざるをえなくなり、そして、だんだんとそのことが楽しくなっていくのです。
こそあどの森に住む人たちは、ほんとに不思議な人ばかり。住んでいる家も実にユニークで、ところどころに出てくる挿絵で、その家の間取りを見るのも楽しい。
最後は、なんだか、ほわ〜っとあたたかい感じに包まれて問題も解決。シリーズものらしいので、ぜひ次の巻も読みたい!