仲間の一人の祖母が死んだ。
そこから死んだ人が見てみたい!という衝動に駆られた小学生がおじいさんを見張ることに。
最初はいつ死ぬ、早く死ねと考えていたであろう少年たちが・・・
以前は庭は荒れ放題、ごみも捨てずに悪臭を漂わせていたのに、少年たちをこき使い、環境が一変したおじいさんが・・・
次第に心を通わせるように。
核家族化が進み、身近にお年寄りがいない今の時代、少年たちは大人になっても、その年の夏のことはかけがえのない思い出として忘れることはないんだろうな。
あまりにも有名な話ですが、確かに私もこの位の年の頃は、祖母がなくなって泣いてしまったという友人に「何で泣くの?」と聞いたり、
死後の世界はどうなっているのか、浮遊霊としてこの世をさまよい続けるのか、天国に行くのか、それともまた生まれ変わって新たな人生を歩むのかなど、生や死と言うものに考えをめぐらせていました。
そんな時にこの本にめぐり合えていたらな。