でんでんむしの電車に乗って
ゆるりと景色を味わいながらの移動。
ときどき道まちがいなんかもあって
沢山の景色を見ることができて・・。
なんてことのない
ページを繰るたびに景色が変わる
移動系の絵本なんですけど
そのストーリーは
昔の自分を思い出すようでした。
忙しい日常から
出産のために突如、生活のスピードが遅くなる・・。
全て子どもの都合に合わせて
移動も徒歩で・・・。
でも
今まで気づきもしなかった野の草花や
ちょっと寄り道した裏路地に意外なものを見つけたり・・と
視点が変わり
そしてそれは、自分の価値観が変わっていく不思議な体験でした。
効率がいいことが求められる世の中に
一石を投じるような
心豊かになる一冊です。