とても小さく、ページ数も少なく、言葉も少ない絵本です。
上の子から見た赤ちゃんの様子が、上の子の言葉で書かれてあるのですが、その言葉が上の子目線でとても素敵だと思いました。
赤ちゃんはベビーベッドで寝るなど、日本の場合家によって違うとは思いますが、そういった点も子供はすんなりと受け入れていました。
上の子の気持ちを代弁してくれているところが素敵です。
特に最後の「はやくおおきくならないかなぁ」という上の子の言葉からは、早く一緒に遊びたいという期待の気持ちが詰まっており、個人的には大好きです。
赤ちゃんは自分では何もできないため、イライラするときもあると思いますが、それでもそんな赤ちゃんの成長を楽しみに待っている主人公の気持ちが聞き手の気持ちと重なるなと思いました。
友達の二人目が生まれたときなど、この絵本を添えてみるといいと思います。
意外と知られていない絵本だと思うので、かぶらない可能性が高いです。
読む側のお母さんも、ハッとさせられることでしょう。
ジョン・バーニンガムの絵本は多くを語らなくても、子供に気持ちが伝わるから素敵です。