お母さんの誕生日に、野原にお花を摘みに行ったさっちゃんがいろんな動物に出会います。朝ごはんの匂いがあちこちについているさっちゃん。「ふんふん、なんだかいいにおいがするよ。そうだめだまやきのにおいだ。わかったおまえはめだまやきだな。」きつねのこはそういって、さっちゃんを食べようとします。「いーだ。わたしはめだまやきなんかじゃないよ」さっちゃんは答えます。このやりとりをまねして、親子で何日もたっぷり楽しみました。例えば「ふんふん、お前は甘いにおいがするよ。わかった、お前は昨日食べたケーキだなー。」「ちがーう。ケーキじゃナーイ」というふうに。今でも思い出したときにこのにおいごっこをやって、楽しんでいます。最後に、さっちゃんがおおかみの子にしてあげたことがとってもすてきで、ほろっときますよ。