昔話なので、なんとなくストーリーは分かってしまって、きっと3番目の息子がうまくいくのだろうなと想像はできたのですが、「ゆけっちゃ かさかさ…」というフレーズなど、方言の言い回しが声に出すと小気味よく、また、ちょっと不気味なばあさまや恐ろしいぬまのぬしなど、味わいある挿絵に、どんどんと引き込まれていきます。
最後にはお母さんの病気も治ってハッピーエンド。みんなでにこにこしながら親子4人でお仕事をする最後のページを見ると、常に爽やかで楽しい気分になります。
昔話はやはり何度読んでも飽きない力があると感動しました。