ここ2ヶ月で読んだ「こどものとも」の中で、最も受けのいい本の1冊でした。娘が動物好きで、特に馬に乗るのが何より好きなためかもしれませんが、お話にも起承転結があり、じいちゃんと馬の気持ちになって、いっしょに力が入ったり、喜んだりできる点が、とても楽しかったようです。田んぼに落ちて動けなくなったトラックを、力持ちの馬がぐっぐっと引っ張っりあげた場面で、娘は満面の笑みを浮かべ、静かに喜びをかみしめていました。そして、馬の力比べの大会で、じいちゃんの馬が懸命に泥の山を上るシーンにくると、思わず中腰になって「そーれ、そーれ!」と声援を送り、見事に優勝を果たした瞬間には、「わーい!優勝、優勝!」と、嬉しさを爆発させていました。その後早速、大きなピンクのポニー(ぬいぐるみ)を使って、馬のレースごっこ。寝る前に、かなり興奮しながら遊んでいました!
馬の目がとても優しく、きっと馬に深い愛情を抱きながら描き上げた作品なんだろうな、と感じました。