近所の古本市で、きれいな装丁のこちらを発見。値段は古本の割に高かったのだけれど、状態が新品そのもので、五味さんの綺麗なイラストについつい購入してしまいました。
海とは言っても、紺色に近いような色合いが多く、全体的に落ち着いた雰囲気になっています。
なので、2歳の息子がはたして面白がるのかあまり分からず見せてみると…。結構気に入ったみたいで、それからも定期的にもって来るようになりました。
見ていてゲラゲラ笑うような本ではなく、静かに絵を眺め、文章を聞き…というとっても落ち着いた絵本です。
普段はやっぱりワクワクドキドキの絵本を読むことが多いので、こういう静かな絵本をじーっと見るのもとてもいいなあと思いました。
海の向こうは色んな世界が広がっていて、その想像を固定せず広げてくれる五味太郎さんのセンスのよいイラストは大人が眺めていても気持ちいいくらいです。
楽しいこと、怖いこと、不安なこと。人が想像する世界にはどれもあって、それが当然であることを確認できるような気がします。
文章量がとても少ないので、うちの子は2歳すぐから見せましたが、きっともっと小さくても充分見られる気がしますね。