3歳6ヶ月の息子に読んでやりました。冬眠になかなか入れないくまさんとお友達のお話で、とても微笑ましいものです。
なかなか眠れないくまさんが目をつむって一生懸命寝ようとしていると、ねずみさんがやってきて、寝ているくまさんにぴとっとくっつきます。外はすでに雪らしく、寒くてしょうがないので、ほかほか暖かいくまさんの毛皮にひっついて体を温めようとしているのです。そして、そのお友達が何匹もやってきて、みんな同じ様にくまさんにひっつきます。まだ眠りに入っていないくまさんはびっくりしますが、寝たふりをして状況を観察。そして、自分もみんなのおかげで徐々に暖かくなっていくのを感じるのです。
一方的に助けているような気がしますが、実は自分も助けられていると感じられる瞬間です。息子もお互いに温めあっていることを理解できたらしく、かわいいその様子にうっとりしていました。心温まる絵本なら、この本はオススメですよ。