悲しいことがあったり、うまく言葉に表すことができない時、5歳の娘はすぐに怒ってまわりに当たり散らします。成長の過程なんだと理解できるし、気持ちは分かるけど、その対応に苦労することもしばしば…。
そこで、この絵本が娘の心を落ち着かせるきっかけになればいいなと思って読んでみました。前半部分は、こんな時に人って怒られるんだね、という目線で、そうか、「怒る」を考えることは「怒られる」を考えるってことなんだと当たり前のことに気づきました。でも、モノに怒ることもあるし自分に怒ることだってあるんですよね。
どうしても気持ちのコントロールができないと、人は怒ります。怒ることは悪いことではないけれど。相手を思って怒ることもあるし、ただ感情のままに怒ることもある。その気持ちが争いへとつながることもある。
「なるべく おこらない ひとに なりたいんだけどなぁ。」娘だってきっとそうなんです。この一言にきっと共感したことと思います。ただ、アンガーマネジメントのような内容ではないので、読み終わっても解決策はありませんでした。