すずは、ある日山に住むおじいちゃんの家にいきます。山は秋。
おじいちゃんの家は、カラマツの木に囲まれています。
夜すずは、風に音で目が覚めます。風の音や夜の暗さですずは、怖くなります。すると、おじいちゃんは、「風がプレゼントの用意を始めた合図」と教えてくれます。
この、おじいちゃんの言葉が、詩的で素敵だなと思いました。また、かぜのプレゼントってなんだろう?とワクワクします。
次の朝、起きてみると金色の雨が・・・。
きんいろの雨は、カラマツの落ち葉が、朝日に輝いている様子だったのです。
きっと素晴らしい光景だったのだろうなと、想像できます。
都会に住んでいると感じ難い夜の暗さ、風の音、朝日の輝きなどを感じられます。
きり絵のような少し抽象的な絵が、想像力をふくらませてくれます。