ペットが死ぬ話といえば「ずーっとずっとだいすきだよ」を思いつきますが、何度もそういう事に遭遇している身としては、あまりにきれいに割りきって納得のいかないものでした。
そしてこの本に出会い、これなら合点がいく、(そういう場面になった時)我が子に読んであげられると溜飲を下げました。
また宗教的見解をさらりと否定して、あくまでもバーニーそのものの死に焦点をあてており、気休めではなく真っ向から死に対峙して乗り越えさせていた。
バーニーの死が、他のものを生かすという言葉はよかった。こう言われると、いちばん気が休まる。
幼いころ恐怖も伴って体験した飼い犬猫の死が今頃ようやくきれいな思い出になった気がする。