この世でいちばん すばらしい馬」 ほかほかぱんさんの声

この世でいちばん すばらしい馬 作・絵:チェン・ジャンホン
訳:平岡 敦
出版社:徳間書店 徳間書店の特集ページがあります!
税込価格:\2,090
発行日:2008年12月
ISBN:9784198626600
評価スコア 4.9
評価ランキング 9
みんなの声 総数 28
  • この絵本のレビューを書く
  • 不思議な馬のおはなし

    少年ハン・ガンは、絵の上手さから皇帝の目にとまり、絵の学校に行くようになる。ハンガンは、絵の腕をめきめき上げ、彼の描いた馬が本当に走り出るという噂がひろがる。ひとつのことに集中して取り組めることって、すごいパワーを発揮するんだなと、実感。とくに子供は。
    ある晩、噂をきいた武将が訪ねてきて、ハン・ガンにこの世で一番力の強い馬を描いてくれと頼む。
    ハン・ガンが失敗した絵を火にくべると、本物の馬が飛び出した。この場面は、不思議だけれど、ハン・ガンが、心をこめて絵を描いているから、そんなことが起こったのかもしれない。
    武将はその馬に乗り戦場で戦った。しかし、たくさんの人や馬が犠牲になったのを思い馬は、突然涙を流し、走り去る。武将は、そのことに、充実感を覚えたのかもしれないが、馬には、心があり、つらい気持ちになる。ハン・ガンの心とつながっているのかもしれない。
    武将は、馬を探すが見つからない。馬は、ハンガンの絵の中に帰って行った。馬は、最後安らかな気持ちになったのではないかと思う。

    水墨画的な美しい絵が印象的。中国の風俗も分かるし、馬の躍動感が伝わってくる。

    投稿日:2015/01/29

    参考になりました
    感謝
    1

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「この世でいちばん すばらしい馬」のみんなの声を見る

「この世でいちばん すばらしい馬」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

きんぎょがにげた / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / いないいないばあ / がたん ごとん がたん ごとん / ぐりとぐら / おおきなかぶ ロシアの昔話 / おつきさまこんばんは / ねないこ だれだ

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



フランスの大人気絵本チュピシリーズ日本語訳登場!

みんなの声(28人)

絵本の評価(4.9)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット