小学校で父親をなくした男の子。
その子が、天国のおとうさんへの手紙を書きます。
楽しい思い出。怒られた思い出。失敗したこと。
悲しいことだけど、この子はお父さんの死を乗り越えたと思う。
楽しい思い出に変え、お父さんを懐かしみ、「心配しないで下さいね」って…。
長谷川さんの、ラフな絵がこの本にピッタリです。(これは意図したことに違いない)。
お父さんに似た人に会った時のセピア色。裏表紙のモノクローム。
おおざっぱのようでいながら、繊細なところが長谷川さんの素晴らしいところです。
どこかで読み聞かせに使いたい本で読み時を思案中。
息子一人には読めないな。
それだけが残念な絵本です。