小学校のおはなし会で子どもたちに読んであげたい、そう思いつつ、未だに読めていません。絶対泣いてしまうのがわかっているから・・・。
この本を読んで思ったのは、子どもの強さでした。
父親がいないことに対して、先生が気を遣う。そんな気遣いはしなくてもいい、と彼は言います。それも、つっぱねる言い方ではなく・・・。現実をしっかり受け止めているんですよね。おとうちゃんは亡くなって現実にはいないんだけど、心の中にずっといて、存在を感じている。だから大丈夫なんだと思うのです。
私自身、父を亡くして7年が過ぎました。現実にはもう生きていないんだけど、いつもどこかで見守ってくれている。その感覚はずっとあり、年々強くなっていくような気がします。