長谷川さんの特集を見て、慌てて図書館で借りてきました。
兄ちゃんは、先にパラパラっと読んでみて
「なんかわかんない」と言ったので、
寝る前に読んでやりました。
死んじゃったおとうちゃんに「ボクらは、元気でやってるよ」って
お手紙を書く形で、話は展開していきます。
お父さんがいないから、学校で絵を描くときも
「別の人でもいいよ」とか、
近所のおばちゃんとかから「かわいそうに」と言われるボク。
周りは「かわいそう」っていうけど、
当事者のボクはそんなん思ってないんだよ、それよりも
「死んじゃったおとうちゃんの方が、かわいそう」っていう
一言は重いですよね。
読んだ後、何日かして兄ちゃんが
「大人って、がんばったから大人になれたんだよね」って
言いました。
思いがけない事故や病気もなく、嫌なことや辛いことがあっても
毎日をちゃんと過ごせた人が、「大人」になったんだよって
返しました。
年をとるだけなら誰でも出来る。
死んじゃうことも、誰でも出来る。
でも、生きてるほうが「いっぱい楽しいことがある」
せっかく、生きてるんだから、色んなもの見たり聞いたり
体験したりしないともったいないじゃない。
そんなことを体験できないで、「死ぬ」なんてかわいそう。
「死ぬ」ってことはどういうこと?
子供がそれをちょっとでも感じられるかな〜ってそんな気がしました。