「クリスマス」というと、現代の私達には、クリスマスツリーにプレゼント、サンタさんと言ったキラキラしたイメージがあります。
この絵本は、あとがきにスベン・オットー氏が「古き良き時代のクリスマスを描いた私の絵本は、当時、外から見ることのできなかった人びとの立場、つまり貧者から描いたと述べている」とあります。
古典的な絵と文章の絵本には、確かにクリスマスの絵本では見かけない貧しい人も描かれています。
それだからこそ、最後のメッセージ
「天にまします、われらの父よ!
すべての人に富を。すべての人に愛を。」
が、心に響いてきます。
うちの子供が通うキリスト系の幼稚園では、先生が世界には恵まれない子ども達がいることを伝え、クリスマスの本当の意味を伝えてくれます。
私達親も、毎日食べるものがあること、住む家があること、小さなたくさんのことに感謝しながらクリスマスを迎えたいと思いました。